日常生活から最先端製品まで化学繊維の未来を担う。

化学繊維は、強度や加工のしやすさから、衣料品をはじめ幅広い産業用途に使用されています。時速数百キロメートルにもなる、その生産スピードの実現に不可欠なものが繊維処理剤です。合成樹脂を原料とする化学繊維は、そのままでは静電気や摩擦により繊維が損傷し、安定した製造ができません。各工程で適切な繊維処理剤を使用することで、高品質かつ効率的な製造が実現し、繊維への新機能の付与も可能になります。繊維処理剤の要求性能は、繊維の品種・用途はもちろん、製造機械によっても異なります。1935年に繊維処理剤の開発・製造を開始して以来、技術を積み上げ、お客様との密なコミュニケーションを大切にしてきました。そして、高品質な繊維処理剤を開発し、世界中の繊維メーカーから信頼をいただいております。これからも繊維処理剤のトップメーカーとして、世界の繊維産業と共に成長し、人々の暮らしを支え続けていきます。

スペシャリティケミカルが変えていく

フィラメント（長繊維）用紡糸処理剤

衣料用・産業用

平滑性や制電性などを付与し、工程通過性を向上。

ステープル（短繊維）用紡糸紡績処理剤

衣料用

各繊維専用の処理剤で、工程通過性を向上。

不織布用処理剤

衛生材料用・建築材料用

用途に応じて、親水性／疎水性などの機能を付与。

詰め綿用処理剤

衣料用・寝具用・ぬいぐるみ用

詰め綿として使用される繊維に、羽毛のような風合いを付与。

スパンデックス（ポリウレタン繊維）用処理剤

衣料用（ストレッチ素材）

工程通過性の向上及び伸縮繊維の糸同士の膠着防止。

炭素繊維用紡糸処理剤・サイズ剤

レジャー用・産業用

紡糸処理剤:工程通過性の向上　サイズ剤:樹脂との接着性の向上

業界トップシェアの繊維処理剤

衣料品は様々な化学繊維、天然繊維からつくられます。衣料品には、汎用銘柄繊維に加え、ストレッチ性、ドライ機能、抗菌性能など、多種多様な機能性繊維も開発されています。繊維処理剤は、繊維の機能性発揮にも大きな役割を果たし、お客様のニーズを実現しています。衣料品のタグにある「ポリエステル」「レーヨン」「ポリウレタン」などの繊維の生産工程において、当社の技術と製品が数多く使われています。